Death Come True(デスカムトゥルー)
ダンガンロンパシリーズの小高和剛氏が、スパイク・チュンソフトを離れて最初に手がけた作品。「これは映画なのか?ゲームなのか?」というコピーどおり、実写ムービーをふんだんに使ったインタラクティブゲームだ。
テレビでよく見るタレントも出演しており、制作費は結構かさんでいるのではないか・・・と、つい余計なことを心配してしまう。
プレイヤーがやることはムービーを見て、時々現れる選択肢を選ぶだけ。誰でも遊べる一方、ゲーム性は低い。
とは言え、テンポよく進むし、あっちの選択肢を選んでいたら?という興味もあり、一気にエンディングまで到達する人も多いのではないだろうか。2時間もあれば、とりあえずは終わる。
ただ、周回プレイが前提となっているので2時間×2回は遊べる。それでも計4時間だが・・・
収集要素もある。
映画やドラマを見ているようなものなので、おのずとシナリオが重要になってくるわけだけど、正直、個人的にはいまひとつと感じた。設定が安っぽいというか何というか・・・。ネタバレになるといけないので、このへんにしておきましょう。
同じようなゲームとしては「レイト・シフト」がある。値段も安く、本作を気に入った人にはオススメできる内容だ。Netflixユーザーなら「ブラックミラー:バンダースナッチ」を見てもよいだろう。
まとめ
貴重な実写アドベンチャーゲーム。しかも、全編フルムービー。これだけで自分的には十分な購入理由だ。肝心なゲーム内容は、可もなく不可もなくといったところ。シナリオはどこかで見た感じだしボリュームも少ないが、テンポはいいし、先や他の選択肢が気になるのも確か。上述の類似作品を遊んでいなければ、新鮮なプレイ感覚を味わえると思う。国産のこういうチャレンジングな作品は応援したいので、気になる人はぜひ遊んでみてほしい。