クレヨンしんちゃん 『オラと博士の夏休み』 ~おわらない七日間の旅~
「七日間」を3周したところでエンディングを迎えることができました!
プレイ時間としては9時間ほどでしょうか。
ゲームとしては、田舎町を歩き回ってイベント発生させることが基本となるのですが、まず気になったのがそのイベントの密度。
密度が低いうえ、一つ一つがあっさり終わってしまうので、常に町を歩き回ってイベント探しをしないといけません。一定時間を経過すると一日が終わりますが、また翌日もグルグルとイベント探し。
ただ、イベントをこなしていくうちに、町に少しずつ変化が生まれるのは面白かったですね。
行ける場所が増えたり・・・
町に恐竜が登場したり・・・
体操の参加者が増えたり・・・
また、子供向けゲームの体をしているものの、その実態は「ノスタルジーを感じたい大人向けゲーム」ではないかと期待していたのですが、そこは正直期待ハズレでした。
難しいことは何もない本当に子供向けの内容なので、小学生や普段あまりゲームをやらない(例えば、どうぶつの森しか遊ばないくらいの)プレイヤーでないと、物足りなさを感じることは否めないでしょう。
なお、画像を見れば一目瞭然、クレヨンしんちゃんの再現率はかなり高いです。
といったことを考慮すると、本ゲームをおすすめできるのは、クレヨンしんちゃん好きの小学生(あるいはライトプレイヤー)。また、急ぐことなく毎日少しずつ進めるようなタイプの人が、このゲームには向いていると思います。 親子で楽しむのも良さそうです。
期待値が高すぎると肩透かしをくうかも知れませんが、適切なターゲット層がプレイする分には決して悪いソフトではないと思います。ただし、ボリューム不足には覚悟が必要となります。
<良いところ>
- クレヨンしんちゃん再現率の高さ
- 誰でも遊べる間口の広さ
- 田舎町を舞台にしたほのぼのストーリー
<悪いところ>
- ゲームとしての物足りなさ
- ボリュームおよびイベント不足
- 同じことの繰り返し感
評価:★★★★★★(6点)