「Voice of Cards 囚われの魔物」レビュー
すべてをカードで表現したRPG「Voice of Cards」シリーズ!
今回(3作目を)はじめて購入しましたが、シナリオはそれぞれ独立しており、どこからプレイしても問題ないのは良いですね。
本作はTRPG風になっていて、進行役であるゲームマスターがめっちゃ喋るのが特徴!
作品ごとにゲームマスター(声優さん)が異なるので、好きな声優さんの作品を買うとのも大いにアリだと思います!かく言うワタシも、今回、ゲームマスターが石川由依さんなので買いましたw
- 1作目「Voice of Cards ドラゴンの島」安元洋貴さん
- 2作目「Voice of Cards できそこないの巫女」速水奨さん
- 3作目「Voice of Cards 囚われの魔物」石川由依さん
※ヴァイレット・エヴァーガーデンがすごく好きなのです・・・
クリア時間は約25時間。ゲームマスターの声をスキップすることなくしっかり聴いていたので、すこし時間がかかったかもしれませんw
そのボイスですが、面白いなと思ったのが、つっかえたり言い直したり、普通ならNGになりそうな音声もそのまま収録しているところ。これによって、ゲームマスターと一緒に遊んでいるような臨場感が生まれてますね。
フィールドでのエンカウント率は高めで、敵と遭遇するとカードバトルがはじまります。バトルは毎ターン「ジェム」(MP的なもの)が溜まっていき、多くのジェムを使うほど強力なカードを使用できるという、比較的オーソドックスなルール。
カードの種類が豊富なので、戦略性の高いバトルを楽しむことができます。
また、経験値、装備、所有カードなど成長要素が多くあって、戦うたびに強くなっていく感覚は、プレイしていて凄く楽しかったです。
また、シナリオにはヨコオタロウ氏が参加しているようで、後半には氏らしいドキッとする展開も待っていました。
石川由依さん目的で買った本作ですが、予想以上にボリュームがあり、内容的にも楽しめたというのが率直な感想です。
何と言っても、キャラクターが成長したり、カードが揃っていったり、徐々に強くなっていく過程が楽しいんですよね。まさにクラシックなTRPGをやっているような感覚でした。
シナリオも後半意外な展開を見せて、先に進むモチベーションとなりました。さすがはヨコオタロウ氏です。
一見、地味なゲームだとは思いますが、RPGの原点である成長の楽しさ。そしてカードバトルの醍醐味を味わうことができる良作ではないでしょうか。もちろん声優さん目当てに購入するのもいいと思います!w
<良いところ>
- 戦略性の高いカードバトル
- カードが揃い、強くなっていく過程が楽しい
- 石川由依ボイス
<悪いところ>
- やや単調
- ほしいカードがあっても入手しづらい
評価:★★★★★★★★(8点)
※1点は石川由依さん分w