「夜、灯す」レビュー
気になっていたホラーアドベンチャーゲーム。価格が下がってきたので買ってみました!
主人公は、歴史ある女学校に通う十六夜 鈴(いざよい すず)。箏曲部に所属しており、仲間と共にコンクールに向けて励んでいます。
ある日、箏曲部に転校生の皇 有華(すめらぎ ゆうか)が入部。凄腕の筝演者です。
しかし、ヒトと接するのが苦手で、思ったことをハッキリと口に出してしまう有華に、部員たちは反発。気まずい雰囲気に・・・
しかし、鈴の明るい性格に引っ張られ、次第に部員たちとも打ち解けていきます。
そんな折、部員が立て続けに悪霊に襲われる事件が発生!
しかも、悪霊の姿は転校生・有華にそっくりであった!・・・という序盤のストーリー。ゲーム自体はオーソドックスなテキストADV(ノベルゲー)ですね。
選択肢は少なめ。間違えても、即バットエンドというわかりやすい仕様なので、誰でもエンディングまで辿り着けると思います(トロフィーも簡単に100%達成)。
反面、フルプライス作品としてボリューム不足は否めないと思いました。10時間くらいでクリアできるので、そうなると3千円くらいでもおかしくないかな・・・と。
ただ、グラフィックは綺麗ですし、女子高生たちが戸惑いながらも前に進もうとするシナリオには好感が持てました!
前述のボリューム不足がネガティブ要因であることは間違いないですが、幸か不幸か、今は価格が3千円代に下がっています。内容と価格のバランスがとれている今が買い時かもしれませんね(メーカーさんは顔をしかめそうですが・・・)。
悪霊と対峙する女子高生の活躍、秋の夜長にはピッタリではないでしょうか!
<良いところ>
- 「箏」というゲームとしては珍しい題材
- 好感をもてるキャラクターたち
<悪いところ>
- 価格が高い
- ボリューム少なめ
- ゲーム性が薄い
評価:★★★★★★★(7点)
※フルプライスで買っていたらもう少し厳しい評価だったかもしれません。