EGGコンソール セイレーン PC-8801mkIISR
「セイレーン」は、1987年にマイクロキャビンから発売されたPC向けのテキストアドベンチャーゲーム。まさかNintend Switchで遊べる日がくるとは思いませんでした!
マイクロキャビンと言えば「は~りいふぉっくす」(1984年)が有名ですが、そこから絵本のようなグラフィックを継承しつつも、コマンド選択式になるなど遊びやすくなっているのが本作の特徴です。
※「は~りぃふぉっくす」の攻略記事はこちら。
ただ、遊びやすくなっているとは言え、一部独特の操作がある点には要注意。特にAボタンが「東に移動」に割り当てられているので、「決定」したつもりが東へ進んでしまうことが何度もありましたw
また「ディスクを切り替える」操作が、フロッピーディスクを知らない世代の人にはわかりづらいかもしれませんね。
本作の主人公はトビネズミのプリル。幼い頃に生き別れとなった妹・クリスを探す旅をしています。
旅の途中、動物の国に入ったところで様子がおかしいことに気づきます。なんと、動物たちが石像と化しているではありませんか。しかも、そこには妹が持っているはずの「ブルーの宝石」が落ちていました。
話を聞いて回ると、前夜、魔王・パズルがこの国を襲ったことを知ります。動物たちを石化したばかりか、妹・クリスを連れ去ったと言うではありませんか。妹を取り返すため、魔王のもとへ急ぐ・・・というのが本作のストーリーです。
コマンド選択式なのでそこまで難易度は高くないのですが、同じコマンドを何度も選択しないといけなかったり、来た道を戻ってアイテムを入手する必要があったりと、昔のゲームらしい意地悪さも垣間見えます。
ただ、いつでも自由にセーブできるよう改良されているので、もしゲームオーバーになってもリトライはしやすいですね。
また、ゲームスピードをいつでも変更できるので、移動が多いシーンなどでは重宝しました。
昔のゲームだけあってボリュームは少なめ。答えをしっていたら1時間もあればクリアできそうです。なるべく自力で進めて、詰まったときだけ攻略サイトを見るのが丁度よい遊び方かなと思いました。
1987年のゲームをいま遊んで面白いかと言われると微妙ですがw、何はともあれ、昭和のゲームを令和のいま復活させてくれたことが嬉しいですね。しかも遊びやすい。プロジェクトEGG様様ですw
いま遊ぶことが難しいゲームは数多くありますので、これからもEGGコンソールに期待したいと思います!(特にADVお願いします!)
<良いところ>
- レアなゲームを蘇らせてくれた点
- Switch向けに遊びやすくなっている点
- 可愛いグラフィック
<悪いところ>
- 一部意地悪なところがある点
- ボリュームが少ない
評価:★★★★★★★(7点)