「人形の傷跡:姉の謎を追うサイコホラー」レビュー
パソコンやスマートフォンで人気のサイコホラーADVがNintendo Switchに登場!
面白そうだったのと、価格が安かったこと。そして「千里の棋譜」と同じスタッフなら間違いないだろうと思い購入してみました!
ヒロインは上条明日美。
東京の大学院生である姉と連絡が取れなくなったことに不安を感じて上京します。
しかし、姉が在籍しているはずの大学で「そんな人はいない」と言われてしまい困惑。
情報収集のため話を聞いてまわりますが、今度は関係者が次々と不幸に・・・と、ホラーテイストで物語が進んでいきます。
ただ、怖さは比較的マイルドですし、苦手は人は設定で緩和モードにすることもできるので一安心。
ゲームシステムはいたって普通のテキストADV(ノベルゲーム)で、選択肢を間違えるとバットエンドになることも。
ただ、ヒントが表示され、分岐点からやり直すことができる親切設計。所々やり直す必要はありますが、誰でもエンディングにたどり着けるのではないでしょうか!
システムがオーソドックなだけに、シナリオが重要になるわけですが、これは十分合格点という印象です。
まず、行方不明の姉は一体どこにいるのか?なぜ失踪したのか?という謎が気になりますし、そこにホラーテイストがよいスパイスとして効いています。後半の意外な展開も良かったと思います。
クリアまでの時間は3〜4時間くらいでしょうか。安価な反面かなり短いので、2時間ドラマでも観るような感覚でプレイするのもよいかもしれませんね!
なお、一点強い不満点があって、それは不具合でセーブデータが何度か消えてしまったこと。修正されているはずの最新バージョンでも、他ゲームをプレイしたあとに再開すると消えてしまうので、やむなくゲームを途中終了させることなくクリアしました。
この不具合は少し残念でしたが、テキストADV(ノベルゲーム)として手堅くまとまっており、コンパクトに遊びたいときにお勧めできる作品ではないでしょうか!
<良いところ>
- 先が気になるシナリオ
- バッドエンドになっても分岐点からやり直せる
- クリア後のおまけ(ザッピングシナリオ)
<悪いところ>
- テキスト(フォント)が見づらい
- 少し操作のわかりづらいところが
- セーブデータが消える不具合
評価:★★★★★★(6点)
※セーブ不具合の分、すこし低め評価です。