FLOWERS 四季
プレイ時間は約45時間。無事、クリアすることができました!
※オリジナルモードをプレイ。
以前プレイした「神田アリス も 推理スル。」が面白かったので、同じシナリオライター(志水はつみさん)が手掛けた本作も遊んでみたのですが、期待どおり・・・いや期待以上に面白かったです!
まず、「神田アリス も 推理スル。」もそうなのですが、登場人物がみんな可愛くて好感をもてるので、プレイしていて心地佳いというのが全篇を通しての印象。
主人公の「白羽 蘇芳」(しろはね すおう)は、最初はモジモジしているし声小さいし微妙に感じていたのですが、だんだんしっかりしてきて、途中からは「主人公はこの人しかいない!」という感じになりましたね。
蘇芳以外の登場人物もみんな可愛いく、好感を持てます。
ちなみに、一番のお気に入りは「沙沙貴 林檎」(ささき りんご)ですw
※見た目が可愛いのはもちろん、本当は蘇芳やえりかに負けないくらい聡明なのに、それを隠している奥ゆかしい感じがいいですw
キャラクターやグラフィックだけでなく、シナリオも本当に良いんですよね。主に就寝前にプレイしていたのですが、つい「もうちょっとだけ」と寝不足になることが何回もありました。
謎解きパートもよいアクセントになっていました。すこし歯ごたえがあるのですが、正解すれば気持ちいいですし、わからなくても総当たりすれば何とかなります。
また、男性キャラが一切登場しないのは珍しいですね。女性同士の恋愛シーン(いわゆる百合展開)が多いのも特徴の一つとなっています。ドキドキしますねw
一方、欠点らしい欠点はあまりないのですが、周回プレイが前提の作りはちょっと気になりました。1回目のプレイでは、必ずベストエンディングにはたどり着けず、選択肢を選びなおしながら何周もする必要があります。このあたりは、ちょっと作業感を覚えました。せっかくシナリオがよいのだから、もっとシンプルに見せてもよかったかも知れません。
あと春篇だけ、キャラクターの性格がちょっと違うような・・・
「沙沙貴姉妹」とか「花菱 立花」(はなびし りっか)とか、最初はちょっと面倒くさい感じだったんですよねw
まぁ、季節を経て成長したのだと解釈しておきましょうw
基本的なシステムは、オーソドックスなノベルゲームのそれですね。
なので本ゲーム最大の魅力は、高クオリティーなシナリオ、グラフィック、キャラクターといったあたりかなと思います。特に、百合好きな人には間違いのない一本と言えそうです。
元々興味がなかったワタシも、今やすっかり百合系コンテンツに興味が出てきてしまいましたw
<良いところ>
- 高品質なシナリオ
- 綺麗なグラフィック
- 魅力的なキャラクター
- 百合
<悪いところ>
- 周回プレイが前提
- シナリオ分岐がわかりづらい
- 終盤に詰め込みすぎ
- 春篇に若干の違和感
評価:★★★★★★★★☆(8.5点)