FLOWERS 四季
昨年プレイした「神田アリスも推理スル。」が気に入ったので(感想はこちら)、同じシナリオライター(志水はつみさん)の本作も購入してみました!
全寮制のミッションスクールを舞台としたノベルゲームで、登場人物は女性のみ。学園生活を通した少女たちの交流や恋愛が描かれています。謎解きも要素も特徴の一つですね。
元々は「春」「夏」「秋」「冬」がバラバラに発売されたゲームですが、この「四季」ではそれらがワンパッケージ化されています。
まずは「春篇」からスタート!
※Nintendo Switch版をプレイ。
FLOWERS -Le volume sur printemps-(春篇)
春篇の主人公は「白羽蘇芳」(しろはねすおう)。
内気で他人とのコミュニケーションが苦手な蘇芳は「自分を変えたい」という思いでこのミッションスクールに入学してきました。
その蘇芳と同室になるのは「花菱立花」(はなびしりっか)と「匂坂マユリ」(こうさかまゆり)。春篇の中心人物たちです。
この三人に加えて、物語のかき回し役である「沙沙貴(ささき)姉妹」や・・・
車椅子の美少女(ただし口は悪い)「八重垣えりか」、
一筋縄ではいかない先輩「八代譲葉」(やつしろゆずりは)と「小御門ネリネ」(こみかどねりね)などが加わり、ストーリーを盛り上げていきます。
ときどき挟み込まれるイベント絵がとても綺麗ですね。
百合系アドベンチャーということで、すこしドキッとするシーンもありますw
入学間もなくして起きるのが図書室の本の紛失事件。
その本が、クラス委員長でもある立花のベッドから見つかったことでクラスの雰囲気は一変。
何とかしなければいけないと考えた蘇芳が真実を求めて奔走します。
そして、謎解きパートで正しい回答を選ぶことで、立花を救うことができるのですが・・・
ちょっと気になったのが、この謎解きパートでプレイヤーの知識を問われること。
わからなくても選択肢を総当たりすれば突破できるものの、物語の中に出てこない知識を必要とするのはミステリー的に「フェア」とは言えません。急に純文学の内容を問われたときは戸惑ってしまいました。
しかし、この欠点は春篇のみで、夏篇以降では改善されているようです。一安心。
窮地を救ったことで立花との仲が深まりましたw
また、ときどき現れる選択肢が結構重要で、実はエンディングに関係してきます。
予備知識なしにプレイしていたところ、どうしてもバッドエンディングにしかならないため、最終的には攻略サイトを参考にさせてもらいました。
※それを見て、選択肢を選んだときの微妙な音・色の違いにやっと気づきました(これ、わかりにくくないですかねw)。
そんなこんなで、何とか無事エンディングまでたどり着いたものの、最後は意外な展開が待っていたのでビックリしました。これは夏篇以降も急いでプレイしないといけませんw
ここまでプレイした感想としては「期待通り」という感じです!
登場人物たちみんなに好感を持てるので、プレイしていて優しい気持ちになれるし、シナリオも先が気になって面白い。全寮制ミッションスクールという閉じた世界を覗き見しているようなドキドキ感もいいですねw
就寝前にプレイしているので進行は遅いですが、毎日ちょっとずつ楽しみながら進めたいと思います!