「コーヒートーク」レビュー
購入したまま積みゲーになっていた本ソフト。続編がでるというニュースを目にして、今回慌ててプレイしましたw
※Switch版をプレイ。
プレイヤーは、カフェのマスターとなって約2週間にわたる物語を体験します。
カフェには常連客が多く集まります。
その筆頭はライターのフレイヤ。作家として一旗揚げようと、店の隅でいつも原稿を書いていますw
また、お客さんは人間だけでなく、エルフやオーガ、人狼や半魚人など、様々な種族が登場。
後半には異星人もw
このゲーム、やることは非常にシンプルで、基本的には会話を読み進めるだけ。
会話の途中、時折ドリンクオーダーが入るので、そこで適切なレシピ(3種の材料)を選ぶことが、唯一と言っていい攻略的な要素ですね。
期待どおりのドリンクを提供できればお客さんとの友好度がアップ。これがグッドエンディングに繋がっていきます。
システムがシンプルな分、大きなウエイトを締めるのはそのシナリオ。
前述のとおりバラエティに富んだ人種が登場するのですが、その設定を活かした多様性をテーマとしたシナリオとなっていて、色々と考えさせられる良いシナリオだなと思いました。
結婚なんて許さない!というのはよくある話ですが、その理由が「エルフだから」というのは新鮮w
一方、マイナス点としては、終始カフェの店内でストーリーが展開するので、単調なことが挙げられます。また、フォントが小さくてちょっと見づらいのが気になりましたん。Switchの携帯モードだと、独り言はほとんど見えませんw
あと、プレイ時間は短いですね。順調に進めば5時間くらいで終わると思います。
ただ、エンディング後は、まるで良質な本を読み終えたような満足感を味わうことができました!
深夜営業のカフェが舞台となったこのゲーム。毎日就寝前にコツコツとプレイするのに最適でした。続編を楽しみに待ちたいと思います!
<良いところ>
- 多様性をテーマによく練られたシナリオ
- ローカライズがとても自然
- 落ち着いた大人の雰囲気
<悪いところ>
- レシピが分からず総当たりになることも
- フォントサイズが小さい
- 単調
- ボリューム少なめ
評価:★★★★★★★(7点)