「ドキドキ文芸部 プラス!」レビュー
以前から気になっていたドキドキ文芸部。ようやくプレイすることができました!
※PS5版をプレイ。
一見、恋愛ノベルゲームに見える本作ですが、実は羊の皮をかぶった狼。
プレイ後しばらくすると、タイトルの「ドキドキ」は恋愛的な意味でなく、ホラー的な「ドキドキ」であることに気づきますw
主人公(プレイヤー)は、幼馴染の女の子に誘われて文芸部に入部。そこには4人の女の子が在籍しています。
文芸部の主な活動は、詩の創作。
と言っても、プレイヤーはキーワードを選ぶだけ。選んだキーワードによって女の子との親密度が変わってきます。
そして親しくなった女の子とはイベントが発生。
このあたりは一般的な恋愛ノベルゲームを踏襲している感じですね。
ところが、ある出来事をきっかけにだんだんと様子がおかしくなります・・・
詩の内容も不穏な感じに。
一瞬、本当にバグったのかなと思う演出もw
こわっ・・・
ゲーム後半になると、さらにストーリーは予測不可能に。
怒涛の展開に、なるほどこれは話題になるわけだ!とひざを打ちました。
ゲームボリュームは少なめで、とりあえずのクリアなら数時間。少しやり込んでも5〜6時間くらいかなと思います。
でも、その時間がかなり濃密なので満足度は高かったですね。
話題作であることは知っていたので、プレイ前の期待値は結構高かったのですが、そのハードルをはるかに超えるゲーム体験でした。
欲を言えば、序盤の展開に唐突感があったので、もっと丁寧に描いてくれると良かった気がします。と言うか、もうちょっとラブラブ展開を楽しみたかったw
ボリューム少なめという短所はあるものの恋愛×ホラーとしては出色のデキですね。このジャンルに興味あるヒトなら間違いなく楽しめる作品だと思います!
<良いところ>
- 怒涛の如く押し寄せる予想外の展開
- 女の子が可愛い
- 日本語(翻訳)が自然
<悪いところ>
- ゲームボリュームが少なめ
- 序盤の展開が唐突
- ボイスなし
評価:★★★★★★★★☆(8.5点)