「探しものは、夏ですか。」レビュー
完全ノーマークのゲームだったのですが、たまたま次は何のゲームをやろうかな・・と思っていたとき目にとまり買っちゃいました。ケムコのADVは面白いものが多いですし、何といってもボーイミーツガールな物語は大好物なので!
※色々な機種で発売されていますがXbox版をプレイしました。
主人公は大学生。夏休みを利用して田舎に帰ると・・・ひょんなことから女子高生・真琴と出会います。
※現実でひょんな出会いってないですよね・・・w
そして着替えを覗いた贖罪として、真琴が紛失したという「ビー玉」を一緒に探すことに。
その頃、町では神隠し事件が発生。幼い女の子が突如消えてしまったと言います。
そのニュースを聞いて主人公は、自分が子供の頃にも同じような出来事があったことを思い出す・・・というストーリー。
システムは、いたって普通のノベルゲーム。物語を読み進めて行き、たまに出てくる選択肢によって話が分岐するというもの。
その分岐ですが数も少なく、ややこしい条件などもないので、誰でも真エンディングに辿りつけると思います。
本ソフトの魅力は、何といってもボーイミーツガールな甘酸っぱい物語ということに尽きますね。
ヒロインの真琴はかなりのツンデレ(と言うかほとんどツン)なのですが、時折見せる素直なしぐさがホント可愛いんですよね。失礼な発言もついつい許してしまいますw
ゲームボリュームは少なめで、すべてのストーリーを見ても数時間でクリアできます。価格的にも、小説を読んだような感覚に近いですね。
このあたりのボリューム不足と、ゲーム性の低さがもしかしたら不満点に繋がるかもしれませんが、個人的には満足のいくデキでした。この季節にはピッタリの内容でしたし、あの出来事は本当に起きたことなんだろうか・・・みたいな一夏のファンタジー感がよく出ていたと思います。
グラフィックも綺麗で田舎風景にはノスタルジーを感じます。ちょっと切ない系の物語が好きな人にはお勧めできる内容ではないでしょうか!
<良いところ>
- ボーイミーツガールな物語
- グラフィックが綺麗
- フルボイス
- 安価
<悪いところ>
- 声優の演技が微妙
- ボリュームがすくない
- スクショが序盤しか撮影できない
評価:★★★★★★★(7点)