「メグとばけもの」レビュー
購入予定はなかったのですが、高評価レビューを目にして「これは面白そうだぞ」と思い買ってみました!
※Switch版を購入。
プロローグ後、少女メグが一人「魔界」で目を覚ますところからゲームは始まります。
そこで偶然出会ったのはロイとゴラン。
人間を食料とする「魔界」において、メグは格好のエサになるはずが・・・
メグが泣きだしたとたん世界が崩壊しかけます!
この出来事をきっかけに、「魔界」で唯一人間を食べないロイとの生活がスタート。二人は次第に心を通わせていきます。
「魔界」には、当然メグを襲おうとする魔物もおり、要所要所で戦闘が発生。ポケモンのような見た目ですが、メグをかばいながらの戦闘は独特で、溜め攻撃や回復などを的確に使っていく必要があります。
また、エンカウント戦闘は一切なく、ストーリー上必要な敵だけと戦うことになるのですが、すべてギリギリで勝てるような調整になっており、このバランスは非常に面白く感じました。ミニゲームもよいアクセントに。
物語は、メグの母親探しを軸に展開していきますが、予想不可能な出来事がテンポよく起こるので、まさに止めどきが分からない状態。
また、ストーリーが進むにつれて、登場人物たちの絆が深まっていくのがすごく良いんですよね。ウルっとくるシーンが数多くあります・・・
また、ロイとメグ以外のキャラクターも良い味を出しており、ゲームを盛り上げてくれます。最初はよい印象がなかったゴランも、ストーリー後半にはなくてはならない存在に!
こうした魅力的なストーリーとユニークな戦闘が、このゲーム最大の特徴ではないでしょうか。
ゲーム自体のボリュームは少なめで、クリア時間はおよそ5時間くらい。
しかし、その5時間が非常に濃密で、まるで良質の映画を見終わったような満足感を得ることができました。クリア後、このゲームに出会えてよかった・・・というのが率直な感想です。
自由度は少なくほぼ一本道ではありますが、それゆえに濃い物語を堪能することができる、ぜひ多くの人に遊んでほしい作品です!
<良いところ>
- 心揺さぶられるストーリー
- 無駄がなくハラハラさせられる戦闘
- 低価格
<悪いところ>
- 自由度が少ない
- ボリューム少なめ
※だけど、どちらもこのゲームにはあっている印象
評価:★★★★★★★★☆(8.5点)