「バルダーズ・ゲート3」レビュー
発売日に購入してから2か月弱。やっとクリアしましたw
2023年のGame of the Yearを獲得したロールプレイングゲームです!
※PS5版をプレイ。
最初の難易度選択。
探検家(=イージーモード)で始めましたが、ゲームに慣れていないうちはこれが正解ですね。この難易度でもギリギリの戦いが何度かありました。
主人公は、よくわからないながらも何となくゲイル(ウィザード)に決定〜
ストーリーは、タコ星人に捕まり、寄生虫みたいなものを植え付けられるところからスタートです!
このゲームの第一印象はとにかく「とっつきが悪い」。
例えば、さっきのタコ星人は「イリシッド」という邪悪な種族なのですが、「ゲイク」と呼ばれたり「マインド・フレイヤー」と呼ばれることも。もちろん説明はないので特に最初は混乱しました。このあたりはザ・洋ゲーという感じですね。
タコ星人のもとから何とか逃げ出すも、仲違いをはじめるパーティーメンバー・・・(苦笑)
また、戦闘もすぐにあるのですが、そのメニューの多さにビックリ。
チュートリアルなしにこのメニューが表示されるので戸惑いましたし、上述のストーリーのわかりづらさもあって、序盤はちょっと我慢のときが続きます。一瞬投げ出しそうになったのはご愛嬌w
レベルアップすると魔法を選んで追加できるのですが、これも種類が多すぎて選べないw
ただ、戦闘は理解できてくると面白いですし、レベルアップも楽しみになってきます。選択肢の多さに慣れるまでとにかく時間がかかるという印象ですね。
物語が進むと仲間が増えていきます。
基本4人までしか行動できないので誰を連れて行くのか悩みどころ。私は物理攻撃2人(カーラック、レイゼル)、魔法攻撃1人(ゲイル)、回復1人(シャドウハート)という構成で進めましたが、このあたりの構成を考えるのも楽しい。
ちなみにメンバーとはロマンスが生まれることも。最後のほうではあのタコ星人とも・・・
元がテーブルトークRPGですので、さまざまな成否判定をダイスで決めるのは懐かしい。というか一周まわって新しくさえ感じました。
いつでもセーブできるので、ダイス判定前にセーブしておき、失敗したらロードしてやり直すことも可能。ただ、このロード時間がかなり長いんですよね・・・。できればやり直しは避けたいところでしたが、重要なダイスロールが多いので結局何十回もリロードした気がします。
そうこうして何十時間もプレイしていると、ストーリーもシステムも理解できてきて、俄然面白くなってくるのが本作です。ぶっ飛んだ世界観も魅力的でした。
ワタシは基本的に善人として振る舞っていましたが、悪人プレイも可能ですし、あのとき違う選択を選んでいたらどうなっていただろう・・・という興味も尽きなかったです。
最終的には世界を救う?救わない?みたいな大きな選択も出てきて、可能なところはリロードして確認したりもしていました。最後のほうはすっかり本作の魅力にハマってましたね。
最終的には120時間ほどでクリアできました。
ちなみにトロフィーは意識せずに進めてクリア時で44%。まったく別の視点で再プレイしたい気持ちもありますが、120時間をもう一回やるのは・・・ちょっと無理かもw
洋ゲーはわかりにくいところが多いので、Game of the Yearを獲得した話題作ではあるものの購入はすこし躊躇しましたし、実際プレイ序盤は戸惑うことも多かったです。不親切ぶりにイライラしたことも。
ただ、システムやストーリーを把握してくるにつれ、どんどん面白さが加速していくのが本作なので、序盤で投げ出してしまわないでホントよかったです。がまん大事w
これだけの大コンテンツを備えて、多種多様な選択肢を用意できるソフトはそうそうないので、今回プレイできたのは貴重な体験でした。善人プレイはやめて悪人としてもう一回遊びたい気持ちもありますが・・・このプレイ時間をあらためて確保するのは厳しいですね。でも、これで終わってしまうのも勿体ないので悩みどころです(汗)
欠点も色々あるものの、それを遥かに上回る魅力を備えたゲームだと思いました。さすがはGOTY!
<良いところ>
- すべてにおいて選択肢が多い
- 大ボリューム
- 魅力的な世界観
- どこでもセーブ
<悪いところ>
- ストーリーもシステムも覚えることが多い
- レベル上限が12
- ロードが長い
- たまにフリーズ
評価:★★★★★★★★☆(8.5点)